絵画と美術、ガーデンが織りなす化学反応「軽井沢千住博美術館」 | オーダーメイドのプリザーブドフラワー専門店 アトリエ・ノッカ（東京・世田谷） | オーダーメイドのプリザーブドフラワー専門店 アトリエ・ノッカ

この土日は軽井沢・群馬方面へ。

4月から通っているインテリアの専門学校「スペースデザインカレッジ」の

研修旅行だったんです。

インテリアの専門学校ならではの場所へ、たくさん行きました。

こんなに様々な建物を見て回れるのは、とても贅沢。

お天気にも恵まれ、

非常に勉強になった2日間でした。

その中でも、とくに印象に残ったスポットをご紹介しましょう！

まずは、

最初に訪れた「軽井沢千住博博物館」。

国際的に活躍する日本画家の

千住博（せんじゅ　ひろし）さんの美術館です。

建物は、西沢立衛（にしざわ　りゅうえ）氏の設計。

まだ勉強し始めということもあり、

建築家の知識はまだまだなのですが、

妹島和世建築設計事務所のご出身でいらっしゃるのですね。

一度行きたいと思いつつ行きそびれている

金沢２１世紀美術館などを

妹島和世氏とともに設計されています。

千住博さんは、

作曲家の千住明さん、

ヴァイオリニストの千住真理子さんのお兄様です。

ほんと、芸術一家ですごすぎる。

彼は、「ウォーターフォール」とい

う滝の絵のシリーズで国際的に有名です。

六本木のグランドハイアット東京に

このウォーターフォールの作品があるのですが、

その絵の前で撮る結婚写真がとっても素敵なのです。

http://wedding.tokyo.grand.hyatt.co.jp/photo-gallery/

あまりに素敵でかっこいいので、

自分の 結婚式場選びの時に、ちょっと検討したことがあります。

 アットホームな式をしたかったため最終的に別の会場にしましたが(^^;)

まあつらつらと、そんなことを考えながらバスで現地入り。

駐車場を出ると、

よくある一般的な植栽ではない、

たくさんのグリーンが植わった庭園が。

これは周りの植栽までかなり考えて作られています。

特に葉の色に非常にこだわりをもって

作られていることが遠くから見てもすぐわかります。

植物の葉には、実に様々な形や、

色のバリエーションがあるのだということが

よくわかるガーデンでした。

カラーリーフの解説もあって、勉強になります！

ギボウシ（ホスタ）もたくさんの種類が植わっていました。

 私のカメラはこの後、

植物図鑑と化しました・・・

(心の中で自分に「建築を見ろ!!  建築を!!」と突っ込む)

すっかり葉っぱに目を奪われていると・・・

アプローチの奥にはモダンなガラス張りの建物が！！

なんかあるぞ～

美術館の入口です。

では早速、館内へ。

絵画は、紫外線に弱く、

退色してしまうために光が入らない展示室になっていることがほとんどです。

でも、ここは違います。

光あふれる大きなガラス張りの館内に、流れるように配置された作品たち。

（ガラスはＵＶカットだそうです）

ゆるやかに傾斜がついている館内を、ぶらぶらしながら見て回る感じです。

とくに順路はなし。

この自由さがいいですね。

建物内の数か所に円形の中庭があり、グリーンが目に優しい。

アーチ形のソファが置かれていたりして、

ゆったりとした空間を楽しみつつ、作品鑑賞ができます。

建築のコンセプトについては、

内部の写真や模型の写真付きで、美術館の公式サイトに詳しく載っています。

館内はもちろん撮影禁止なのでこちらをどうぞ(^^;)

http://www.senju-museum.jp/about/architecture/

 そして展示されている作品たち。

今回の展示は、四季「春夏」展。

開館5周年を記念して千住氏の作家活動の軌跡を四季にみたてて、

彼の初期の作品から中期の作品が展示されています。

館内には、たくさんの滝の絵が。

こんなに数があるものとは知りませんでした。

私は滝そのものも個人的には大好き。

今までも旅先でいろいろな滝を見てきましたが

千住さんのそれは本当に荘厳で、

しかも日本画なのにとてもモダン。

蛍光塗料で滝を描き、ブラックライトで映し出す部屋や、

ウォーターフォールの大きな作品の上に

さらに画像を映写して

別のものをみせる仕掛けもあり、大変驚きました。

映像は、はじめての試みだとか。

ほんとに手間のかかっていそうな映像で

ご本人のこだわりを感じましたし、

それにかかわっている関係者の方の努力も

大変なものがあったのではないかと思いました。

すごかったなあ、あれは。

滝という自然の造形に魅せられた彼の作品には

畏敬の念を覚えるほどでした。

自然的なものを描いているのに、人工的。

伝統的なものを象徴するような日本画なのに現代的。

それぞれに個性の違う画家、建築家、造園家の3人のコラボレーションが

絶妙にマッチしている不思議空間でした。

今度は、四季の「秋冬」展に

また来たいと思える素晴らしい美術館でした。

思わず、美術館のＤＶＤ買っちゃったー☆ 

帰宅後・・・さっそく観てみました。

この千住さんは自分の芸術や作品について結構語るんですね。

動画インタビュー、作品解説がありました。

なかなか芸術家でここまで話す人は少ないのでは。

美術鑑賞は、まずは何が正しいとか正しくないとかではなく

それぞれが自由な感性で見るのが大事だと思っていますが

後でご本人の解説を聞くと、

なるほどなあと考えさせられることもあり、

より深く、また作者の観点から

作品を改めて思い出せるのでいいものです。

前に来たときはキャンプ＆ＢＢＱだったので

こんな素敵なところがあるとは知りませんでした。

軽井沢にお立ち寄りの際には、

ぜひ美術・建築にも触れてみてください！

【軽井沢美術館】

http://www.senju-museum.jp/

開館時間                9:30〜17:00

＊入館は16:30まで

休館日   火曜定休（但し、祝日の場合は開館）

7月〜9月　無休

冬期休館：12月26日より2月末日

お問合せ               

長野県北佐久郡軽井沢町長倉815

軽井沢千住博美術館

TEL 0267-46-6565

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プリザーブドフラワー作家

野村 絵美子

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