毎週月曜にお届けしている
プリザーブドフラワーブログ講座。
第10回目の今日は、
「プリザーブドフラワーにできるお花と
できないお花」についてです。
プリザーブドフラワーをご存知の方でも
「プリザーブドといえばバラでしょ!」
というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
しかし、加工技術の進化により、
市販のプリザーブドフラワーも
かなり種類が増えています。
では、一体どんな花が
プリザーブド加工しやすいのでしょうか。
【プリザーブド加工しやすい花】
水分が少なめで、比較的しっかりした
花びらをもつ花は割と加工しやすいです。
バラやカーネーションなどは
初期の頃からプリザーブド加工されたものが
市販されています。
これらは
加工のしやすさ、人気の高さ、
そしてデザイン上便利に使える花である
ということも影響しています。
アトリエ・ノッカでは、
プリザーブドフラワー加工は
通常はお受けしていません。
しかし、場合によっては
ご要望にお応えできる場合もございます。
ただし、加工には時間がかかりますし
加工ができない時期だったり
加工しにくい品種もありますので
お時間に余裕を持ってご相談ください。
先ほど述べた
ポピュラーな品種のほかにも、
近年では以下のようなプリザーブドフラワーが
出ていますのでご参考まで。
・キク類
ピンポンマム、輪菊、ことね菊、アナスタシアなど
画像の左上ピンクのお花が輪菊、
その下の黄緑の丸い花がピンポンマムです
右下のパープルがデンファレ。
・ラン系
デンファレ、コチョウラン、デンドロビウムなど
画像はコチョウランです。
このほか
・チューベローズ
・ガーベラ
・ひまわり
・ダリア
・カラー
・クチナシ(ガーデニア)
・ジャスミン
・プルメリア
・ハイビスカス
・ブルースター
・千日紅
・ライスフラワー
・アジサイ
・トルコキキョウ
・カスミソウ
画像右下 カスミソウのミニブーケ
ジニアという可愛らしいお花も発売開始になりました。
デザイナーとしても、
新種が出るとワクワク、試したくなります!!
【プリザーブド加工できない(加工しにくい)花】
花びらが薄いなど繊細なものや
水分が多いものは、プリザーブド加工しにくいです。
加工時に花びらが縮んでしまったりして
元の花のイメージを保てない場合もあります。
メーカーが市場に出すプリザーブドは、
色や形、サイズを揃えなくてはなりません。
ある程度のコストで、相当キレイに作れるよう
にならないと販売までもっていけないはず。
私自身もひまわりのプリザ―ブドを
試作したことがあります。
ひまわりのプリザーブドは
夏の間だけ、少量出回るのですが
ひまわりにも品種がいろいろあって
それは使えなかったためです。
やってみると
ひまわりは水分が多く、
一度使った溶液は
ひまわりから染み出た水分が多いので
再利用できません。
ひまわりはどうなったかというと、
花弁が少し縮んでしまって
印象が元のお花よりも貧弱になった点も苦労しました。
(後で手のひらでプレスしながら
そーっと広げたという裏話・・・)
開発の陰には色んなご苦労がありそうです。
加工液の販売業者さんに問い合わせをした時の情報や
自分の経験から、
プリザーブドにしやすい花、しにくい花について
今回は書いてみました。
改めてもう少し突っ込んだ取材を
してみたいところですね。
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