「君の名は。」を観て、作品の筋と関係ないところで涙が出た話。 | オーダーメイドのプリザーブドフラワー専門店 アトリエ・ノッカ(東京・世田谷) | オーダーメイドのプリザーブドフラワー専門店 アトリエ・ノッカ
「君の名は。」を観て、作品の筋と関係ないところで涙が出た話。
今日はお昼に納品が一件。
そのあとはオフにしました。
さすがに疲れがたまってきたので・・・
ちゃんと休んだのは、いつぶりでしょうか(苦笑)
ダメですね、休まないと。
遅ればせながら、
新海誠監督の「君の名は。」を観てきました。
http://www.kiminona.com/index.html
この人の映画は、以前
「秒速5センチメートル」を観て
絵はきれいだけど…うーん。となったので
(理由は忘れたけど話の筋があまり共感できなかったのだと思う)
正直ヒットしているといってもあまり興味が出ず・・・
でも、今なら絵を見るだけでも勉強に
なると思って行ってきました。
あらすじ的に感じたのは、
「とりかえばや物語」とか
シェイクスピアの「十二夜」とか、
そういう男女が入れ替わる物語が
着想にあるんだろうな~ということ。
そして、恋する男女が
お互いに会いたいのに会えない、という
このじりじりとした感じは・・・
村上春樹の「1Q84」的なものを感じました。
どれも後世に残る名作ですね。
人が感動しそうな要素の
掛け合わせ方がうまいなと感じました。
魂の片割れ、ソウルメイト
という考え方も、ロマンティックでいいですね。
ただ根強いこの考え方、
そう思えない人たちを無駄に不幸にしている気もして
弊害も少なくないと思います・・・
別にそこまで思えなくてもうまくいく
恋人、夫婦は 沢山いるからね。
若い人たち、落ち込む必要はないよと言いたい。
おい、キュンキュンしろよ自分!とつっこみたくなりますね・・・
でも、とてもいいストーリーでしたよ。
若い男女の恋物語でしょ、って以上に良いので
一度、ご覧になるといいのではないかなと思います。
そんな可愛くないことを考えながら
フムフムと鑑賞続行。
様々な東京の景色、
昼~夜の描き分け方とか色遣いとか、
建築物や、森林の陰のつき方とかを細かく見て
自分がインテリアの課題で
スケッチやパースを描くときはこうしよう・・・とか
色々考えていたら
「あ、私こういう仕事になったんだな」
と、ハッと我に返った。
会社に入って、法務に配属されて
認められたはいいけど、
やりすぎて出られなくなってしまった。
このままずっと法律の世界で生きていくしかないって思っていた。
定年までずっとこの世界から出られないんだって、
倒れる寸前は、本気で思い込んでいた。
今こうして、好きなことを仕事にして
オフでもつい勉強になりそうな映画を見て
研究している自分に、ふと気付いたのです。
あの頃の自分に、伝えたい。
できるよあんたなら。
定年までずっとこれか・・・って
絶望する必要なんてなかったよ、ってね。
そう思ったら、涙が出てきた。
・・・君の名はを観て、
こんなことで泣いてる人っていないよね(笑)
でも、それで泣いた。
映画「君の名は。」よ、ありがとう。
別の意味で感極まったことを
わたしは今後も忘れないだろうと思います。
アトリエ・ノッカ
野村絵美子
**********************************
一部上場企業にて、新規事業の支援や契約審査といった企業法務の仕事に8年以上たずさわる。
しかし、結婚後がんばりすぎて体調を崩し、リハビリで始めたフラワーアレンジの世界に魅せられ、心機一転、花の世界へ。
メイフェアフラワーズ代表・村田さとみ氏にプリザーブドフラワーアレンジメントを、デザインフラワー花遊にてブライダルフラワーを学んだのち、創作活動を始める。
花の持つ力で注文されたお客様や贈り先に幸せと安らぎを届けるべく、東京・世田谷区の自宅アトリエでプリザーブド&アーティフィシャルフラワーを中心とした オーダーメイドのフラワーアレンジやフラワーアートの創作を行っている。
さらに、自身が直面したパートナーシップ上の課題や婚活、結婚生活における経験を元に幸せを運ぶインテリアコーディネーターとしても活動を拡大中。
趣味は、大学から続けるクラシックギターと家庭菜園。
家族は、夫と元気一杯の息子がひとり。
ワーキングマザーとしても育児に奮闘している。
愛知県・名古屋市出身。
早稲田大学法学部2006年卒。
スペースデザインカレッジ インテリアコーディネーター科&研究科2017年卒。
資格:
日本プリザーブドフラワー協会 認定会員
同協会 ギフト・百貨店販売代理店
インテリアコーディネーター
マンションリノベーションアドバイザー