毎週月曜日にお届けしています、

プリザ―ブドフラワ―ブログ講座。

第3回目は、

「プリザーブドフラワーのメリット・デメリット」

についてです。

 

これまでの講座の中でも述べてきましたが、

 

 

プリザーブドフラワーの特徴は、

ある観点から見ればメリットにもなり、

別の観点から見ればデメリットにもなりえます。

 

生花や、ドライフラワー、

そしてアーティフィシャルフラワー（造花）

などとも比較しながら

その長所、短所を見ていきましょう。

 

 

花のある暮らしは、いろんな方法で実現できますから

特徴をよく知って、かしこく使い分けて

日々の生活にお役立てください。

 

 

 

プリザーブドフラワーの

メリット・デメリットとは？

 

 

 

 

プリザーブドフラワーのギフトのオーダーメイドを中心に

仕事をしてきて早２年経とうとしています。

 

幸い、依頼主様や贈り先の方には非常にご好評をいただいていますが、

プリザーブドフラワーに対する反応はほんとうにさまざま。

 

昔のイメージのままで、あまりいい印象をお持ちでない方も

全く知らない方も、ちょっと誤解されている方もいらっしゃいます。 

 

 その方の価値観や、

プリザーブドフラワーへの既存のイメージによって、

受け取られ方がぜんぜんちがいます。

 

 

プリザーブドフラワーの特徴は、

その人の価値観やイメージによりフィルターにかけられて

メリットにもデメリットにもなりうるなあ、と感じる今日この頃です。

 

そのため、ざっとプリザーブドフラワーの特徴を書き出し、

その特徴にかかわるメリット・デメリットを、

一覧にまとめてみました。

 

 

 【プリザーブドフラワーの特徴とそのメリット・デメリット】

 

	特　徴	メ　リ　ッ　ト	デ　メ　リ　ッ　ト
１	水やり不要	水やりがいらないので管理が楽	花は手間をかけて世話をしてこそ
２	枯れない	枯れずに長持ちするので経済的	花は枯れるまでを楽しむのがいい
３	色鮮やか	鮮やかできれい・自然にない花色もできる	色が不自然
４	生花のような ふわふわの質感	ドライフラワーのようにパリパリにならず、生花のようにつかえてよい	お花に薬剤を吸わせるのはかわいそう
５	香りがない	香りが苦手な人や、香りのきついものを持っていけない場所（病院、飲食店など）に最適	香りを楽しみたい （アロマを付けてある製品もあります）
６	コンパクト	小さくて運びやすい 目立たないので恥ずかしくない	サイズの割に高価と感じてしまう
７	生花より価格が高い	日割りすればコスパはバツグン	一回に出すお値段としては高い
８	インテリア性あり	お部屋の印象を左右する インテリアとして活躍させられる	生花というより、雑貨に過ぎない。 市販のデザインは物足りない

 

 

 

 

独断と偏見でまとめてみましたが

あなたはプリザーブドフラワーの

メリット・デメリットについて、どうお感じでしょうか？

 

まずはご自身がどう感じるか、そして

もしギフトとしてプリザーブドフラワーをお考えの場合は

贈り先の方が花に対してどういうお考えをお持ちの方なのかを

事前にそれとなくリサーチしておきましょう。

 

 

プリザーブドフラワーの
メリット・デメリットをどうとらえる？

 

男女で異なる傾向が・・・！

 

 １．男性の反応

ちなみに、プリザーブドフラワーの特徴をお伝えしたときの

男性のよくある反応はこちら。好意的なものが多いです。

 

男性：「プリザーブドフラワーって何？」

私：「水やりがいらなくて、生花のようなふわふわの質感なんです」

 

→ここで「へー！そうなんだ！！！」と驚かれます。

大抵の女性はご存じなので

素直に感動していただくのは、なんだか新鮮です。

 

男性：「どうやって作るの？」　（→成分や製法が気になるようです）

 私「グリセリンやアルコールの混ざった特殊な加工液にしばらく浸し、

それを乾かして作ります。染料も入っていていろんな色にそめてあるんですよ」

 

ほおー！とまた感心されます。

 

男性「どのくらいもつの？」（もちがきになる）

 わたし「保管状況にもよりますが、

直射日光と多湿をさければ数年は大丈夫です」

 

ここまで話すと・・・

男性「水やりいらなくて長持ちってむっちゃコスパいいね！！」

（→頭の中で日割り換算すればすごくお得！と認識されるらしい）

 

それから色々とデザインを見ていただいて

「きれいだねー！これはほしい！」

 とおっしゃっていただくことが多いです。

皆さんスペックが気になるのと、

冷静にコスパを計算して合理的に考えるのだなと感じます(笑)

 

 ２．女性の反応

では、 女性の反応はどうでしょうか。

 

お花を贈られる経験のあまりない方やお花が大好きな方は

お花をプレゼントされることにあこがれがあることも多く

「好きな男性からいただけるのであれば何でも嬉しいです！！」

という、かわいらしいお声ももちろんあります。

 

 が、女性はやっぱり現実派な面ももっています。

「お花よりも断然食べ物や洋服がいい！花なんかいらない！」

ときっぱりと言われる方には、他のギフトにするか、

お花と何かを組み合わされることをお勧めします。

 

 

女性にお花をあげよう、と思われる皆さんは、

ぜひお花に対するパートナーやお友達の価値観を

それとなく探ってみてくださいね。

 

そして、リサーチの結果

お花が好きそう、贈ったら喜ばれそう、

どうせなら長持ちするし

プリザーブドフラワーを贈ってみたい！という場合。

 

お花好きの方にもいろいろいらっしゃるので、

もう少し理解を深めておきましょう。

 

 

女性のプリザーブドフラワーに対する印象は？

どれだけプリザーブドフラワーを

知っているかによりまちまちですが、

こんな感じに分かれます。

 

１）フラワーアレンジ大好きなかた

「わたし、生花じゃなきゃ嫌なの！」

ただ、現在のプリザーブドフラワーや

アーティフィシャルフラワーのめざましい進化ぶりを

実際に体感していただくと、

生花以外もありね、となる方も多いです。

 

実際にアトリエ・ノッカのお客様の中には

ご自身で生け花やフラワーアレンジメントを

長年習っていらした方もいらっしゃいます！

 

２）デザインにこだわりがある方、おしゃれにうるさい方

「プリザってあんまりいいデザインがないです・・・」

これは以前の私の感想です。

 

かわいらしいフェミニンな器に、これまたフェミニンな色合いの

バラを数輪入れて、間をアジサイやリボン、パールで飾り付けた

テイストのアレンジメントがひじょうに多く、それが自分の好みと合わなくて

正直買うものがないな・・・と感じていたのです。

 

こういう以前のわたくしと同じように

お感じになった方が検索を駆使して私のＨＰにたどりつかれ、

お問い合わせ・ご注文をいただいた方が多数いらっしゃいます。

 

以前の私が常々感じていた問題を自分で解決しまおう！

そして自分のようなデザイン性重視の方のお役に立ちたい！

ビジネス上の贈答品にも使えるようなリッチなアレンジをつくって

ビジネスシーンでもお花にもっと活躍してもらいたい！

という動機で起業しているので、本当にありがたいことです。

 

３）プリザーブドフラワーが市場に出始めた頃だけをご存じのマダム

「プリザーブドフラワーでしょ、知ってるわ。

赤いバラしかないでしょ？あんまりねえ・・・」

 

今は、メーカーさんのたゆまぬ開発努力により

とても種類・色のバリエーションも豊富になっています。

 

主に使用しているフロールエバー社の色一覧

 

４）高価なことはご存じの方

「高いのよねアレ・・・いいんですけど。」

日割りにしたら安いという男性と違って

一回にお支払いになるお値段が気になるようです。

 

こういう方は、本当は好きだけれども、

自分ではなかなか購入しにくいという方なので、

プレゼントすると喜ばれるはずです。

 

 

その方のお好みのテイストをしっかり把握していれば

より一層喜ばれることでしょう。

 

 

ぜひ花贈りのご参考になさってくださいね！！！

 

ではまた来週をお楽しみに。

 

 

アトリエ・ノッカ

野村絵美子

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