知っているようで知らない、バラの分類 | オーダーメイドのプリザーブドフラワー専門店 アトリエ・ノッカ（東京・世田谷） | オーダーメイドのプリザーブドフラワー専門店 アトリエ・ノッカ

プリザーブドフラワーで最も多く使われる、

花の女王、バラ。

 

 

 

バラはものすごい種類がありまして、

品種登録されているだけで４万種に上ります。

 

花屋さんでも、良く使う品種はわかるけれども

すべてをカバーすることは難しい。

 

生花修業をしているとき、すごく大変だったのが

このバラの名前の暗記でした。

 

よく使う品種は覚えなさいと言われたのですが、

そうはいってもブライダルの現場では

かなりの種類のバラをあつかっていましたので

なかなか骨が折れました。

 

 

そんな私の復習も兼ねて

バラについての解説を試みたいと思います。

 

たぶん一回じゃ終わらないなあ。

 

今日はバラの分類と系統について。

 

品種が多すぎるせいか、

バラの分類方法は定まったものがありません。

 

交配の歴史による分類や花弁の種類、

咲き方による分類などがいろいろとあります。

 

今日は交配の歴史にもとづく分類に

焦点を当ててみましょう。

 

 

・原種・原種系交雑種

バラは北半球に自生する原種が起源。

 

皆さんがイメージするバラとは少し違う、素朴なお花です。

庭先でたまに皆さん一重咲きのつるバラ、見たことありませんか。

ああいう感じのバラが原種に近いものです。

 

日本にはこの原種が自然に交雑してできた

原種系交雑種と呼ぶ系統のバラがあります。

それは・・・「はまなす」「はまなし」。

 

 

このお花です。私が北海道で撮影したものです＾＾

野付半島の先端のトドワラの原生花園にて。

 

これね。

 

 

北海道の浜辺に行ったときに

このピンクのかわいい花をよく見ましたが、

これってバラの原種なんですね。

 

よく見ると、茎にとげがありましたし、言われてみればという感じ。

 

・オールドローズ

古くからある歴史的な品種群をオールドローズといいます

１８６７年にうまれた「ラ・フランス」以前の品種をこう呼びます

つる性のものが大半で、香りがいいものも多いそうです。

 

・モダンローズ

1867年にフランスで

「マダム・ビクトル・ベルディエ」と「マダム・ブラビー」

というバラを交配してうまれた

「ラ・フランス」というバラが、モダンローズの１号といわれています。

これをきっかけとしてローズの交配は加速したそうです。

 

 

オールドローズという名前はなんとなく皆さんも

聞いたことがあるのではないでしょうか？

昔は一体どこがオールドなんだ？と思ったものですが、

こういうことだったんです。

花屋さんでもっともよく目にするバラですが

意外に知られていないことがたくさんある気がしますね。

 

これからバラについての豆知識を

これまでの復習とさらに奥行きのある知識の習得を目指して、

色々記事にしてみたいと思います！！

 

 

アトリエ・ノッカ

野村絵美子

 

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